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釣りを再開される方へ 安全第一で楽しめる釣り場の探し方

Tags: 釣り場選び, 安全な釣り, 釣り初心者, 釣り再開, 堤防釣り

久しぶりの釣り、どこに行けば良いでしょうか?

釣りを再開したいと思われたとき、まず考えられることの一つに「どこで釣りをしようか」という疑問があるかもしれません。昔釣りをされていた頃とは状況が変わっている可能性もありますし、体力的な不安や、安全面への配慮も重要になります。

このサイトの対象読者の皆様は、かつて釣りの経験がありながら長いブランクを経て再び竿を握ろうとされている方が多いかと思います。最新の釣り具や釣り方に戸惑うこともあるかもしれませんが、それ以上に、ご自身の体力や、安全に釣りを楽しめる場所を選べるかどうかに不安を感じているかもしれません。

この記事では、釣りを再開される方が無理なく、そして何よりも安全に釣りを楽しめるような釣り場選びのポイントについて解説します。

再開者が釣り場選びで考慮すべき重要な点

久しぶりに釣りをされる方が釣り場を選ぶ際に、特に意識していただきたい点がいくつかあります。

1. 安全性

最も優先すべきは安全性です。足場が不安定な場所、滑りやすい場所、急な深みがある場所、波が高い場所などは避けるべきです。また、落石の危険がある崖下や、交通量の多い場所のすぐそばなども注意が必要です。

2. 体力的な負担

長時間の移動や立ちっぱなし、重い荷物の持ち運びなど、体力的に負担が大きい場所は避けるのが賢明です。駐車場から釣り場までが近く、平坦な道のりの場所を選ぶと、体力の消耗を抑えられます。

3. アクセスの良さ

公共交通機関でのアクセスや、駐車スペースの有無も重要です。特に車で移動される場合は、釣り場に隣接または近い場所に安全な駐車場があるか確認しましょう。

4. 設備

トイレや休憩できる場所、自動販売機や売店などが近くにあるかも、特に長時間釣りをする場合には考慮しておきたい点です。急な体調の変化があった際にも安心です。

再開者におすすめの釣り場の種類

上記の点を踏まえると、再開される方や初心者の方におすすめできる釣り場にはいくつかの種類があります。

1. 整備された堤防や埠頭

多くの場合、足場が平坦で広く、比較的安全です。柵が設置されている場所もあり、転落のリスクを減らせます。駐車場やトイレが整備されている場所も少なくありません。 ただし、風が強い日や波が高い日は、たとえ堤防の上でも危険が伴いますので注意が必要です。また、車や自転車の通行がある場所もありますので、周囲に気を配りましょう。

2. 管理釣り場(有料の釣り堀)

淡水(渓流魚やコイなど)や海水(マダイや青物など)の管理釣り場があります。料金はかかりますが、魚が放流されており釣果が期待しやすいこと、設備が整っていること、他の釣り人との距離が保たれていることなど、初心者や再開者にとって安心して楽しめるメリットが多い場所です。スタッフがいるため、困った時に助けを求めやすい点も安心です。

3. 足場の良い海岸や砂浜

波打ち際での釣りは、比較的体力的な負担が少ない場合があります。砂浜であれば足場も安定していますが、波打ち際は滑りやすいこともあるため注意が必要です。遠投が必要な釣り方は体力を使いますが、短い距離を投げるちょい投げであれば無理なく楽しめます。

避けるべき場所と事前の情報収集

安全面や体力面から考えると、以下のような場所は再開間もない時期には避けるのが無難です。

釣り場に行く前に、インターネットで現地の情報(足場の状況、駐車場の有無、トイレ、過去の釣果、混雑具合など)を確認したり、最寄りの釣り具店で情報収集したりすることをおすすめします。地元の釣り具店の方は、地域の釣り場に詳しく、その日の状況や安全なポイントについて教えてくれることがあります。

釣り場での安全対策

安全な釣り場を選んだとしても、釣り場で気をつけるべき基本的な事項があります。

まとめ

久しぶりに釣りを再開される方にとって、安全で無理なく楽しめる釣り場を選ぶことは、再び釣りの魅力を発見するための大切な一歩です。整備された堤防や管理釣り場など、比較的安全で設備の整った場所から始めることを検討してみてはいかがでしょうか。

事前の情報収集をしっかり行い、釣り場では足元や天候に注意し、ライフジャケットを必ず着用するなど、基本的な安全対策を怠らないことが重要です。ご自身の体力と相談しながら、楽しく安全に釣りの時間を過ごしてください。